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生命保険の入り方〈ケーススタディ:勤務医〉
こんにちは!歯科医院地域一番実践会の乙川です。
私の前職は生命保険の外交員でしたので、今でも先生方から生命保険について相談されることが多いです。
今回も生命保険に加入された先生のケーススタディをお伝えさせていただきます。
今後の生命保険加入時のご参考にしていただけたら幸いです。
【ケーススタディ】
・勤務医
・歯科医師5年目
・男性
・独身
〈背景〉
こちらの先生は、大学歯学部時代の同級生のお客様からご紹介いただきました。
将来的に開業するのか、もしくはこのまま勤務医でいくのかまだ決めかねているタイミングでした。以前の環境と異なり、歯科医師の先生方も開業しなくても勤務医でも分院長という管理側に回るか、プレイヤーとして保険治療、自費治療問わず活躍できる環境が整ってきています。そのために、勤務医の先生方には下記のポイントをヒヤリングさせていただきます。
開業する予定はあるのか
歯科医師の先生方にとって、今後開業するかどうかは人生においてかなり重要なターニングポイントになります。私は歯科医院地域一番実践会で新規開業のコンサルティングを担当していますが、開業する際にはある程度の自己資金が必要になるからです。開業をお考えなら、そのための準備資金を貯める必要があります。どのような形で開業するか、もしくは何年後に開業するかにもよりますが、自己資金で1000~2000万円は確保しておきたいので、それを数年間で貯める必要があります。生命保険には解約返戻金からお金を出す貸付という仕組がありますので、その辺りを踏まえつつ、開業までの資金繰りを考えます。
どのような歯科医師人生を歩んでいくのか
上記のように今後開業するかどうかにもよりますが、いつまで現役で働くのか、どのような働き方をしていきたいのかをヒヤリングします。私のクライアントの院長先生も、「いつまでも保険診療をメインに診療することは体力的にきつい」「50代後半になって仕事のスピードが遅くなった気がする」と仰る方はいらっしゃいます。若い先生方にはイメージがしづらいかもしれませんが、将来のことを考えながらお仕事をすることは重要です。
プライベートについて
多くの先生方は結婚を考えていると思います。そしてお子様は授かりものと言いますが、「子供は何人欲しい!」と思っている方もいらっしゃいます。その場合に考えなければいけないのは教育のお金です。教育費はピンきりです。
例えば、
幼稚園 ― 小学校 ― 中学校 ― 高校 ― 大学
というように進学すると、公立と私立という選択肢があります。
全て国公立、もしくは全て私立と見積もるだけでも数千万円の違いがあります。
単純に、自宅から通学して全て国公立の学費だけで教育費を見繕ったとしても約1022万円です。(※文部科学省「子どもの学習費調査」日本政策金融公庫「教育費負担の実態調査結果」から引用)
教育費だけでなく、老後のお金も準備をしていくことが必要です。勤務医のままお仕事を続ける場合には、老後にどれくらいのお金を用意する必要があるかも検討していく必要があります。
このように勤務医の先生の場合、将来を見据えながらお金の準備をしていく必要があります。その際に生命保険を活用することも検討の余地があるのです。