仕事の進め方や期間など、働き方があまりわからない
2015.03.03
経営戦略研究所 株式会社 代表取締役 岩渕龍正です。
今回は医療経営コンサルタントを目指す多くの方が不安に思うかもしれない
「仕事の進め方や期間など、働き方があまりわからない」というテーマについて、解説したいと思います。
医療経営コンサルタント全般がどのようにしているのか分かりませんので、うちの会社での「仕事の進め方や期間など、働き方」についてご説明します。
ただ、うちはちょっと特殊かもしれませんので、そのあたりはご容赦ください。
よく歯科医院の方々からも、「皆さん、どれくらいの期間、契約されるんですか?」というご質問をいただきます。一般的には半年とか1年とか期間が決まっていて、その期間が終了すると、コンサルティングも終了というイメージなんだと思います。
しかし、うちの会社では違います。永いクライアントですと、それこそ10年以上もお付き合いをしているクライアントもいらっしゃいます。
医院が成長すると、そのステージごとに問題や課題も変わってくるので、それを解決するためにコンサルティングを続けていくという形になっています。ですので、平均すれば2年半ぐらいでしょうか。それだけ、永い期間、クライアントとお付き合いを続けていくことになるのです。
次に、仕事の進め方ですが、仕事の進め方はかなりの裁量が本人に与えられています。
そのクライアントの問題が今、何か?それをどうやって解決するか?今回、何を提案するかは本人に任されています。もちろん、毎日のコンサルティングが終わると、その報告をしてもらい、修正点があれば、私から軌道修正をします。
しさし、最終的にそのクライアントにどのような提案をするかはそれぞれのコンサルタントに任されているのです。
働き方としては、1日に入れるクライアントは1件のみです。
朝の11時前後から夜の10時ぐらいまで、そのクライアントにどっぷり浸かります。
どっぷり浸かる中で、多くのことが見えてきます。
そして、その時間内で現場を見たり、スタッフと面談したり、スタッフに講演したり、院長と打合せをしたり、ホームページを作ったりと医療経営に関わるすべてを行っていくのです。
そして、多くのクライアントではコンサルティング終了後は夜遅いので、医院の近くのホテルに宿泊し、そこからまた、次のクライアントへと旅立っていくという働き方になります。
ですから、クライアントによっては会社に来るのは2回とかひどいと1回しかその月に会社に来ないという場合もあります。スケジュールの組み方も本人に任されています。
もちろん、神奈川県、埼玉県、東京都、千葉県などのクライアントの場合には日帰りで家に帰ってきます。そういう意味では、あまり家族と過ごす時間を取れないので、そこはデメリットだと思います。
仕事のやりがいや自己成長よりも、家族との時間を大切にしたい人にはあまり向かない仕事かもしれません。
しかし、実はうちの会社の場合、そうでもないのです。
なぜなら、予算とか売上ノルマが一切、ありませんので、コンサルティングの件数も自分で決められるのです。例えば、子どもが生まれて病気になってしまったから、家族との時間を3年間ぐらい増やしたいという場合もあると思います。
そういう場合は、収入はその3年間は減るけども、コンサルティングの件数を減らすことで家族との時間を確保することも可能なのです。そのような自由な働き方が出来るのも、うちの会社の魅力のひとつだと思います。
岩渕 龍正
歯科医院の移転、リニューアルの際の図面作成には絶対の自信を持つ。現在は、年間医業収入1億円以上の医院が3億円を目指すための仕組みづくり、組織作りに力を入れている。歯科界での突出した実績は歯科業界以外からも注目を浴びている。近年は夫婦で医院経営も家庭も成功させる「夫婦成功」にも力を入れている。